色は宝石、香りは香水……私の初ルイボスティー。

昭和の頃からでしょうか。痩せるためのお茶が、次から次に流通しはじめ、同時にハーブティーを楽しむ機会も増え、自分でハーブをブレンドできるように……私がなりました。

ジャーマン・カモミールが好きなのですが、その後に『まるでルビー』のお茶とめぐり会いました。

場所は当時の職場の広告代理店、あるお茶を世に売り出す企画会議の場に、クライアント側からお越しになっていたのです。

ルイボスティー……まだきいたことのないお茶でした。

私の仕事の方針は、
『世に売るためならまず、自分が商品に惚れなきゃダメよ』
というものでしたので、さっそく給湯室でルイボスティーを入れました。

『オー・マイ・ガッド!!!! きれいな紅いお茶が出た!!!!』
美しいのは色だけではありません。

その香りたるやまるで香水のようでした。

当時はまだ少し値のはる貴重なお茶の葉でしたけれど、社員の全員が、男性ももちろん、その色と香りに惚れ込んで、とうとう本部長がプロジェクトを立ち上げてしまい、取り扱い商品にルイボスティーを含む他府県のクライアントを、徹底的に応援することに決まりました。

基礎化粧品や洗剤も取り扱うクライアントでしたので、女性の私の自宅には、自分が惚れ込むお試し用の製品があふれましたが、特別な人が遊びに来る日は、絶妙のタイミングで廊下に香りがするように、ルイボスティーを入れるのでした。

(兵庫県のAKIKOさん)